■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ====================================================================== =IT企業にだまされるな! = 相模虎太郎 第58号 2008/06/05 ====================================================================== ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ みなさんこんにちは。 私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。 私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という、今ま でお客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆 様と一緒に考えていきたいと思っています。 SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた いと思っています。 それでは第58号のはじまりです。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ まずは、前回のおさらいです。 =日本人IT技術者が進む道= −外国人IT技術者の台頭− 前回のオープン系システムに引き続き、西暦1995年頃からのIT業界の時 代の流れを少し説明します。 1995年頃、コンピュータメーカーに依存しない、オープン系システムが、 ITシステムで大きな注目を浴び、これが現在の流れに繋がっています。 それまでのコンピュータは大型汎用機が主体で、メーカー、機種の依存度が高 く、日本では日本語(漢字環境)という、特殊な環境もあり、外国人IT技術 者はあまりいませんでした。 日本語(漢字環境)というのは、今でこそ当り前ですが、コンピュータにとっ ては非常に扱いにくく、富士通が日本市場でIBMを凌ぐことが出来たのも、 この日本語(漢字環境)が、大きな要因のひとつです。 しかし、パソコンでは、1995年頃からDOS/Vマシンが普及し、日本語 (漢字環境)をあまり意識しなくてもパソコンが作れるようになり、オープン 系システムが主流になってくると、ソフトウエア開発技術者は、日本語(漢字 環境)をほとんど意識しなくても良くなりました。 そして西暦2000年問題で、多くの企業が基幹システムの再構築をすること になり、大型汎用機からオープン系システムへの移行がはじまりました。 IT産業、特にシステム開発の部分は、労働集約型産業の典型です。 コンピュータのプログラム開発というと、個人の個性を発揮できるクリエイテ ィブな職場を思い浮かべる人も多いと思います。 確かにそのような開発もありますが、企業の大規模な基幹システム開発などで は、何十人、何百人ものIT技術者が、プロジェクトマネージャーやリーダー の指示に従って、規約に従い、ルールに決められた方式に則って、プログラミ ング作業を行います。 個人の個性を発揮するクリエイティブな作業では全くありません。 こうなると、IT技術者は、日本語が少しわかって、プログラムが書ければ、 外国人でもかまわないということになります。 外国人IT技術者が、日本に入ってくる土壌が出来てきました。 ここまでが前回のおさらいでした。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ITシステム初心者向けホームページ 相模の素浪人 相模虎太郎 http://www61.tok2.com/home2/ssuronin/index.html 各種システム インターネット IT企業とうまくつきあうポイントなどいろいろとお話しています。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今回のお話です。 =日本人IT技術者が進む道= −IT業界と建設業界− 日本でのITシステム開発がどのように行われているか、少し説明をしたいと 思います。 IT業界は、よく建設業界と比較されます。 建設業界でも、大きな物件になればなるほど、大手ゼネコンが元請になり、数 多くの下請け業者を使って、ビルを建てたり道路を作ったりしています。 同じようにIT業界も、大手SI業者が元請になり、多くの下請けシステム会 社を使って、システム構築を行います。 よく事情がわからないITマスコミ関係者は、中小のシステム会社が営業力が 無いから元請業者になれないといった論評をしていますが、これは完全な誤り です。 六本木ヒルズやランドマークタワーのような、大きなビル工事を発注する時の ことを考えるとわかりやすいと思いますが、あのような大きなビル工事を、中 小の建築会社に発注することはできません。 やはり大規模ビル工事にも耐えられるだけの、大手建設業者に発注しなければ 信用がおけません。 大規模ITシステム開発もこれと同じです。 数百億円にものぼる大規模なITシステム開発となると、やはりそれに耐えら れるだけの与信のある、大手SI業者でないと信用がおけません。 ITシステム開発途中で、システムを受注した会社が倒産してしまったりして は、発注者側は大きな損害になります。 そのために、大規模なITシステム開発は、ほとんど大手SI業者が元請にな っています。 そして、多くの下請け業者を使って、大規模IT開発は行われるのです。 今回は、ここまでにしたいと思います。 次回もよろしくお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 【編集後記】 第58号の発行です。 IT業界と建設業界は、ビジネス構造が非常に似た部分が多くあります。 しかし、一つだけ決定的に違う点があります。 それは、建設業界はビルや道路といった、出来上がってくるものが、、はじめ から目に見えて、イメージし易いものであるのに対して、ITシステムは、 はっきりと目に見えるようになるのが、出来上がってからになることも珍しく ない点です。 ここにITシステム業界が抱える大きな問題があります。 このメルマガでも、この点に対する解決策を考えていく予定です。 なお、このメルマガは、1ヶ月に1度、第一木曜日に発行していましたが、諸 事情により、当分の間、2ヶ月に1度の発行にします。 大変申し訳ありません。 次回は8月7日です。 今後もよろしくお願いします。 私のBlogもよろしくお願いします。 http://ameblo.jp/ssurounin/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ ITシステム初心者向けホームページ 相模の素浪人 相模虎太郎 http://www61.tok2.com/home2/ssuronin/index.html 各種システム インターネット IT企業とうまくつきあうポイントなどいろいろとお話しています。 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。 感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。 メール:s_suronin@yahoo.co.jp きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。 私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。 ====================================================================== IT企業にだまされるな! 編集・発行:相模虎太郎 メール:s_suronin@yahoo.co.jp 配信中止はこちら まぐまぐ版の方 http://www.mag2.com/m/0000134965.htm メルマ版の方 http://www.melma.com/backnumber_116919/ ※このメールマガジンにより生じる損害等について責任は負いません。 ※本メールマガジンの無断転載・無断複製を禁じます。 ====================================== 相模の素浪人 相模虎太郎=======