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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第54号 2007/12/06
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みなさんこんにちは。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という、今ま
でお客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆
様と一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第54号のはじまりです。
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まずは、前回のおさらいです。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−汎用機、オフコンの現在−
今まで、オープン系システムについてお話してきましたが、汎用機、オフコン
のシステムは、現在はどのようになっているのでしょうか?
汎用機、オフコンは、古臭いレガシーシステムの代名詞となってしまい、汎用
機、オフコンから、撤退してしまったメーカーも多くあります。
しかし、IBMなど今でも汎用機、オフコンを製造しているメーカーはありま
す。
そして、ここ数年で大きな変貌を遂げているのです。
IBMでは、汎用機やオフコンという名称ではなく、サーバという名称を使っ
ていて、稼動するOSが以前の汎用機の流れを組むものとオフコンの流れを
組むものといったように分けています。
まず、大きさですが、汎用機はさすがに大きいですが、オフコンの流れを組む
System i シリーズは、下位モデルでは、PCサーバとほとんど同じ大きさで
す。
処理速度は、本格的64ビットCPUで、しかもメーカー独自OSのため、ハ
ードウエア性能を最大限に発揮できるように開発されてることもあり、オープ
ン系PCサーバなどに比べてはるかに高速です。
また、システムの堅牢さについても、オープン系PCサーバやUNIXサーバ
とは比較にならない程システムダウンがありません。
PCサーバやUNIXサーバでよく見かけるクラスタリング(2台コンピュー
タを入れておき、1台が停止しても、もう片方でシステムを動かす。)など、
ほとんど不要では無いかと思うほどです。
セキュリティに関しても、System i シリーズでウイルスがあったという話を
聞いたことがありません。
そして何より、上位互換性の優れていることです。
何と20年前に作られたプログラムが、現在でもそのまま稼動しています。
20年前のハードウエアは、現在のパソコン程の性能もありませんでした。
その時期に作られたプログラムが、現在のハードウエアでもうごくのです。
2000年に作ったシステムを棄てなければならないかもしれない、オープン
系システムとは大違いです。
汎用機やオフコンも大きく進化しているのです。
ここまでが前回のお話でした。
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今回のお話です。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−汎用機、オフコンの現在 仮想化−
汎用機、オフコンの流れを組むサーバについてもう少しお話します。
汎用機、オフコンの流れを組むサーバで、今、最も注目されているのが、仮想
化といわれるものです。
オープン系システムが普及したことにより、企業に中に、今までのレガシーの
システムがあったり、UNIXのシステムがあったり、Windowsのシス
テムがあったりして、社内はコンピュータだらけになってしまいました。
そのため、ハードウエア費用など、初期費用は安くなりましたが、運用コスト
はコンピュータの数だけ膨らんでしまい、逆に汎用機などのレガシーシステム
の方が運用コストまで考えると安くなるような状況までなってしまいました。
そこで、一台のコンピュータにサーバをまとめてしまえないかというニーズが
高まり、それにこたえるようなかたちで注目されているのが、仮想化といわれ
るものです。
難しい技術論については省略しますが、これは、簡単に言ってしまうと、一台
のサーバの中に、今までのレガシーシステムも、UNIXシステムもWind
owsシステムも、全て詰め込んでしまい、ユーザーはそれを意識することな
く、利用できるようにしようというものです。
この仮想化システムは10年以上前からありましたが、コンピュータの性能が
悪く、しかもかなり高額だったため、あまり普及しませんでした。
しかし、本格的な64ビットのマルチCPU(いくつもの演算処理装置を積む
こと)のマシンが手が届く価格で、でまわるようになり、かなり、実用に耐え
られるようになってきました。
やはり、このようなことはハードウエアメーカーが主体にならなければ、でき
るものではありません。
汎用機、オフコンもオープン系システムを飲み込むようなかたちで、進化して
いるのです。
今回はここまでにしたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
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【編集後記】
第54号の発行です。
オープン系システムばかり注目されていますが、コンピュータメーカーにとっ
ては、独自のハードウエアは非常にモチベーションを高めるものです。
日本にもかつては、IBMを凌駕した富士通、日立、NECといったコンピュ
ータメーカーがありました。
コンピュータの開発には多くの資金や長い時間がかかるため、成果主義になじ
まないので、コンピュータ開発をやめてしまいましたが、IBMやヒューレッ
トパッカードに対抗できるメーカーはこれらの企業しかありません。
これからは、変な成果主義ではなく、日本メーカも”日の丸”を背負っている
という意識を持って、がんばって欲しいと思います。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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編集・発行:相模虎太郎
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