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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第53号 2007/11/01
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みなさんこんにちは。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という、今ま
でお客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆
様と一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第53号のはじまりです。
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まずは、前回のおさらいです。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−オープン系システムの上位互換性−
2000年の頃、汎用機やオフコンから、これからはオープン系クライアン
トサーバ型システムの時代だということで、多くのシステムがクライアント
サーバ型で作られました。
クライアントサーバ型システムについて簡単に説明しておきます。
汎用機やオフコンは、中心にコンピュータ処理を行うホストコンピュータを置
き、そのまわりに入出力機能のみの端末機を接続したホスト端末型のシステム
でした。
当時は汎用機やオフコンのハードウエアが高価な時代だったので、処理性能が
足りなくなって汎用機やオフコンをレベルアップしようとすると、それだけで
高額な費用がかかってしまいました。
しかし、安価な高性能パソコンが登場したことで、コンピュータ処理をサーバ
側とクライアント側両方で整合性を持って行って処理性能をあげることができ
る、クライアントサーバシステムが普及しました。
現在のように簡単にマウス操作ができて、見た目にもきれいな入力画面は、ク
ライアントサーバ型システムのおかげです。
しかし、現在、そのころ作られたシステムを切り替えようとして、大きな問題
が出てきてしまっています。
後継製品への上位互換性がはっきりとわからないのです。
元々、オープン系システムは、ハードウエア、OS、データベース、アプリケ
ーション、その他ツール類などを、全てユーザーが自由に選べるかわりに、構
築しようとするシステムでの稼動確認は、ユーザー側の責任で行わなければな
らないシステムです。
今、2000年頃導入したシステムの切り替え時期に来ているのですが、現在
の新しいハードウエアやOS上で稼動できるかどうかを検証することが難しく
二の足を踏んでいるユーザーもかなり出てきてしまっています。
しかも、当時、システム開発で最も多く使われたプログラム言語である、マイ
クロソフト社のVisual Basicがメーカーサポートを打ち切られてしまっていま
す。
マイクロソフト社としては、後継になるVisual Basic .NETという製品があるの
で、それでシステムを再構築すればよいということなのでしょうが、数年単位
で大きなIT費用がかかってはユーザーとしてはたまりません。
この傾向は、プログラム言語のみならず、オープン系システム製品全てに見ら
れます。
オープン系システムは、高額な使い捨てシステムになろうとしているのです。
ここまでが前回のお話でした。
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今回のお話です。
−汎用機、オフコンの現在−
今まで、オープン系システムについてお話してきましたが、汎用機、オフコン
のシステムは、現在はどのようになっているのでしょうか?
汎用機、オフコンは、古臭いレガシーシステムの代名詞となってしまい、汎用
機、オフコンから、撤退してしまったメーカーも多くあります。
しかし、IBMなど今でも汎用機、オフコンを製造しているメーカーはありま
す。
そして、ここ数年で大きな変貌を遂げているのです。
IBMでは、汎用機やオフコンという名称ではなく、サーバという名称を使っ
ていて、稼動するOSが以前の汎用機の流れを組むものとオフコンの流れを
組むものといったように分けています。
まず、大きさですが、汎用機はさすがに大きいですが、オフコンの流れを組む
System i シリーズは、下位モデルでは、PCサーバとほとんど同じ大きさで
す。
処理速度は、本格的64ビットCPUで、しかもメーカー独自OSのため、ハ
ードウエア性能を最大限に発揮できるように開発されてることもあり、オープ
ン系PCサーバなどに比べてはるかに高速です。
また、システムの堅牢さについても、オープン系PCサーバやUNIXサーバ
とは比較にならない程システムダウンがありません。
PCサーバやUNIXサーバでよく見かけるクラスタリング(2台コンピュー
タを入れておき、1台が停止しても、もう片方でシステムを動かす。)など、
ほとんど不要では無いかと思うほどです。
セキュリティに関しても、System i シリーズでウイルスがあったという話を
聞いたことがありません。
そして何より、上位互換性の優れていることです。
何と20年前に作られたプログラムが、現在でもそのまま稼動しています。
20年前のハードウエアは、現在のパソコン程の性能もありませんでした。
その時期に作られたプログラムが、現在のハードウエアでもうごくのです。
2000年に作ったシステムを棄てなければならないかもしれない、オープン
系システムとは大違いです。
汎用機やオフコンも大きく進化しているのです。
今回はここまでにしたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
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【編集後記】
第53号の発行です。
今まで、オープン系システムについて、いろいろとお話をしてきましたが、
一方の汎用機、オフコンも大きく進化しています。
現在は、オープン系が主流になりましたが、オープン系システムも見直しの
時期に来ていると思います。
ハードウエアメーカーの”縛り”はありますが、良い面はしっかりと見ていか
なければならないと思います。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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