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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第52号 2007/10/04
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みなさんこんにちは。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という、今ま
でお客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆
様と一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第52号のはじまりです。
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まずは、前回のおさらいです。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−オープン系言語−
オープン化により、JAVA言語などのオープン系プログラム言語で書かれた
ソフトウエアならば、コンピュータメーカーによるハードウエアを問わず、稼
動できるようになりました。
これは、ユーザーにとっても、ソフトウエアを開発するIT業者にとっても、
とても都合の良いことです。
しかし、オープン系言語にも弱点があります。
ここでは、JAVA言語を取り上げて説明します。
JAVA言語は、どのようなハードウエアであっても稼動できるという利点が
あります。
しかし、それを実現するためにJAVA言語で書かれたプログラムを、直接、
コンピュータが理解できる機械語に変換するのではなく、JAVAバイトコー
ドと呼ばれる中間コードにいったん変換します。
変換されたプログラムは、中間コードの状態で配布され、実行時にJAVA仮
想マシンと呼ばれるソフトウェアによって、実行するハードウエアに対応した
機械語に変換されて、実行されます。
つまり、実行する時に、ハードウエアに対応した機械語に変換するため、処理
速度が遅くなってしまうのです。
また、そのような処理を行うため、ハードウエアも高性能なものが、必要にな
ります。
以前からあった、プログラム言語で開発したプログラム言語では、ハードウエ
アの制約を受けてしまうという欠点はあるのですが、このようなことはありま
せん。
特にバッチ処理(一度に大量のデータを更新するような処理)などでは、以前
からあった、COBOLやRPGといった言語で作ったプログラムの方が、
JAVA言語で書かれたプログラムより、処理速度は数段速いというのが現状
です。
この間、ある大手SI業者を訪問した時、今までのCOBOL言語で書かれた
プログラムを棄てるようなことはしないと、はっきり言っていました。
JAVA言語などのオープン系言語も、顧客ニーズを完全に満たすまでには、
なっていないのです。
ここまでが前回のお話でした。
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今回のお話です。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−オープン系システムの上位互換性−
2000年の頃、汎用機やオフコンから、これからはオープン系クライアン
トサーバ型システムの時代だということで、多くのシステムがクライアント
サーバ型で作られました。
クライアントサーバ型システムについて簡単に説明しておきます。
汎用機やオフコンは、中心にコンピュータ処理を行うホストコンピュータを置
き、そのまわりに入出力機能のみの端末機を接続したホスト端末型のシステム
でした。
当時は汎用機やオフコンのハードウエアが高価な時代だったので、処理性能が
足りなくなって汎用機やオフコンをレベルアップしようとすると、それだけで
高額な費用がかかってしまいました。
しかし、安価な高性能パソコンが登場したことで、コンピュータ処理をサーバ
側とクライアント側両方で整合性を持って行って処理性能をあげることができ
る、クライアントサーバシステムが普及しました。
現在のように簡単にマウス操作ができて、見た目にもきれいな入力画面は、ク
ライアントサーバ型システムのおかげです。
しかし、現在、そのころ作られたシステムを切り替えようとして、大きな問題
が出てきてしまっています。
後継製品への上位互換性がはっきりとわからないのです。
元々、オープン系システムは、ハードウエア、OS、データベース、アプリケ
ーション、その他ツール類などを、全てユーザーが自由に選べるかわりに、構
築しようとするシステムでの稼動確認は、ユーザー側の責任で行わなければな
らないシステムです。
今、2000年頃導入したシステムの切り替え時期に来ているのですが、現在
の新しいハードウエアやOS上で稼動できるかどうかを検証することが難しく
二の足を踏んでいるユーザーもかなり出てきてしまっています。
しかも、当時、システム開発で最も多く使われたプログラム言語である、マイ
クロソフト社のVisual Basicがメーカーサポートを打ち切られてしまっていま
す。
マイクロソフト社としては、後継になるVisual Basic .NETという製品があるの
で、それでシステムを再構築すればよいということなのでしょうが、数年単位
で大きなIT費用がかかってはユーザーとしてはたまりません。
この傾向は、プログラム言語のみならず、オープン系システム製品全てに見ら
れます。
オープン系システムは、高額な使い捨てシステムになろうとしているのです。
今回はここまでにしたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
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【編集後記】
第52号の発行です。
ITシステムにおいて、一度構築したシステムを次期システムに引き継げるよ
うにすることは重要なポイントです。
数年ごとに、以前と同じ出力帳票や画面を出すために、高額なIT構築費用が
かかってはたまりません。
ハードウエアが安価になったということだけに目を奪われず、次期システムを
構築する時のことも見据えて、システムを構築しなければなりません。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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編集・発行:相模虎太郎
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