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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第45号 2007/02/01
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みなさんこんにちは。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という、今ま
でお客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆
様と一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第45号のはじまりです。
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まずは、前回のおさらいです。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−オープン系システムの利点−
もう少し、オープン系システムの利点をお話します。
今回は、ユーザー側からではなく、販売する側、つまり、IT業者の立場から
お話します。
オープン系システムが登場する以前は、IT業者にとってもコンピュータハー
ドウエアメーカーや機種は、大きな"しばり"になっていました。
当時、私も営業をしていて、自分の扱っているハードウエア以外で稼動する、
お客様のニーズにあったソフトウエアを見つけると、何とか自分の扱っている
ハードウエアで動かないものかと思ったものです。
しかし、そのソフトウエアは稼動するメーカーも機種も限定で、移植はできま
せんでした。
そのころでも汎用的なCOBOL(事務計算用のコンピュータ言語)などはあ
りましたが、ハードウエアメーカーが独自色を出すために、同じCOBOLで
あっても、メーカーや機種ごとに大きく違っていました。
そして、これはソフトウエアを作る方にとっても厄介な問題でした。
つまり、A社用のAAという機種のIT技術者は、B社用のBBという機種の
システムを開発しようとすると再教育が必要だったのです。
しかし、オープン系システムでは、UNIXやWINDOWSに対応したハー
ドウエアならば、どのメーカーでもかまわないので、A社用のA1という機種
のIT技術者をB社用のB1という機種でも使えるようになったのです。
これは、ソフトウエア業界としても、とても都合の良いことです。
また、ハードウエアメーカーも、大型汎用機を中心にIBMに押さえられてい
たシェアを挽回するチャンスでした。
ハードウエアメーカー各社は、まずはパソコンなどの中小型を手始めに、オー
プン系マシンに力を入れて、シェアの挽回をはかりました。
そして、国産メーカーがシェアを取っていた事務用中小型機市場でも、国産メ
ーカーは、多くの開発費がかる独自仕様のオフコンをやめてしまい、オープン
系サーバに切替え、ついにオフコンは作られなくなってしまいました。
現在、オフコンの流れを汲んでいるのはIBMのSystem i5のみです。
オープン系システムの登場は、ハードウエアメーカーにとっても、ソフトウエ
ア業界にとっても、大きなチャンスになったのです。
このように、オープン系システムは、販売する側にとっても非常に都合の良い
商材だったのです。
そして、このオープン化の流れは、大型汎用機をも飲み込んでいきました。
ここまでが前回のお話でした。
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今回のお話です。
=レガシーシステムとオープン系システムについて=
−オープン系システムの歴史−
オープン系システムは、利用する側にも、販売する側にもこれだけ大きなメリ
ットがあった訳ですから、スピードが速いIT業界ですから、大型汎用機を中
心とするレガシーシステムが無くなってしまっていてもおかしくありません。
事実、2000年ごろにはコンピュータメーカーやSI業者の中には、汎用機や
オフコンバスターズといったチームが作られ、汎用機やオフコンのような、古
臭いシステムは止めて、これからはオープン系システムだと盛んに営業活動を
していました。
しかし、今ではそのようなチームは皆無となってしまいました。
それは何故かという事について、これからお話していきますが、そのために少
し、オープン系システムの歴史についても触れておかなければなりません。
オープン系システムと言っても、大きく分けて、UNIX系システムとWIN
DOWS系システムの2つに分けられます。
UNIX自体の歴史は非常に古く、30年以上歴史があるOSです。
大型汎用機のコンピュータメーカーの独自ハードウエアが、全盛を極めていた
頃に、既にUNIXは存在していたのです。
その当時からUNIXはハードウエアにとらわれずに、どのようなコンピュー
タでも稼動することを目標にしていました。
しかし、当時はまだコンピュータのハードウエアが高価な上に、性能もこのコ
ンセプトに追いついていない時代でした。
そのため、UNIXは主にミニコンと言われる科学技術計算などを高速で行う
コンピュータに搭載され、教育機関や研究所などでの利用が主流でした。
一方、WINDOWSはマイクロソフト社が、一般のパソコン用のOSとして
開発しました。
WINDOWSを一気に広めたのは、なんと言っても、1995年のWIND
OWS95の発売です。
製品の優秀さもさることながら、深夜、0時に発売するという、今までに無い
販売方法で、大きな注目を集めました。
その当時、ネオダマという言葉がIT用語として流行りました。
ネ ネットワーク
オ オープンシステム
ダ ダウンサイジング
マ マルチベンダー
このマには、マルチメディアとする場合もあります。
この言葉は、その当時、これからのITの方向性を示した言葉と言われていま
した。
UNIXもWINDOWSも、まさにこの方向性に合致していました。
今回はここまでにしたいと思います。
次回もよろしくお願いします。
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【編集後記】
第45号の発行です。
歴史の話ではなく、もっと現在の問題点についてお話した方が手っ取り早いと
思っている方もいらっしゃるのではないかと思います。
しかし、過去があって現在があります。
過去の歴史を振り返らないと、なぜ、現在がそのようななっているのか、理解
しにくい部分もあります。
歴史(これまでの経緯)についても知っておくことは重要だと思い、歴史につ
いてお話しています。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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編集・発行:相模虎太郎
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