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          =IT企業にだまされるな! = 
                  相模虎太郎 第35号 2006/02/02
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みなさんこんにちは。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。

私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という今まで
お客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆様
と一緒に考えていきたいと思っています。

SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。

それでは第35号のはじまりです。

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まずは、前回のおさらいです。

=第二部 アプリケーションパッケージは安いのか?=

−アプリケーションパッケージ導入に必要なもの−

前回は、アプリケーションパッケージを購入するとはどういうことかというこ
とを説明しました。

今回は、アプリケーションパッケージ導入に関して、前提として必要なものに
ついて、お話します。

前回もお話したとおり、アプリケーションパッケージを購入しても、プログラ
ムが入ったCD-ROMが送られてくるにすぎません。

これを稼動させるには、大まかにいっても下記のものが必要になります。

ハードウエア(コンピュータ本体)
OS(WINDOWSなど一部のOSは本体に導入済み)
ORACLEなどのデータベースソフト(ミドルウエア)など

これらのものは全て、ユーザー側がが購入し、アプリケーションパッケージを
使えるように、導入、設定を行っておかなければなりません。

当然、これらのことをIT業者に依頼すれば費用はかかります。

また、これらのものが以前から導入済みのものがあったとしても、OSやデー
タベースなどが最新のバージョンでなければ、購入したアプリケーションパッ
ケージが利用出来ないことも多く、それらOSやデータベースなども、前提と
なるハードウエアが最新のものにあわせて作られていることも多いため、結局
はハードウエアから全て買い換えなければならないこともあります。

確かにOSもデータベースソフトも、バージョンアップに関して上位互換性が
あるとなっていますが、完全互換性を謳っているわけではありません。

また、自社で現在利用しているソフトウエアが、上位バージョンのものでも利
用可能かどうかということの検証作業は、ユーザー側の役割です。

このようなことを行うとなれば、当然、工数も費用もかかります。

そして、このようなことを天秤にかけた場合、ハードウエアが安価になってい
ることもあり、大概の場合、ハードウエアごと買い換えてしまった方が安くあ
がります。

こうなると、新しいコンピュータで動かせば処理速度は速くなっているので、
それなりのメリットはありますが、以前と同じアウトプット(帳票や画面)を
出すのならば、買い換える必要性は、あまりないということになってしまいま
す。

ここでも、なぜ、ITシステムを新しくするのか、なぜ、アプリケーションパ
ッケージを導入するのかという意味を考えることが重要です。

ここまでが、前回のおさらいです。

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ITシステム初心者向けホームページ

相模の素浪人  相模虎太郎
http://www61.tok2.com/home2/ssuronin/index.html

各種システム
インターネット
IT企業とうまくつきあうポイントなどいろいろとお話しています。

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今回の本題です。

=第二部 アプリケーションパッケージは安いのか?=

−アプリケーションパッケージ導入後に必要なもの−

アプリケーションパッケージを導入した後にも、必要なものがあります。

アプリケーションパッケージといえどもソフトウエアなので、バグ(プログラ
ムの不具合)や機能追加のバージョンアップのための保守料金がかかってきま
す。

安価なアプリケーションパッケージでは、このような費用がかかってくること
は多くありませんが、企業が使う業務用アプリケーションパッケージでは、必
ずこの費用は発生します。

呼び方はアプリケーションパッケージによって変ってきますが、大概の場合、
年間での年額金額が設定されています。

そして、費用の額もまちまちですが、ものによってはアプリケーションパッケ
ージ代金の25パーセントにも上るものもあります。

つまり、1000万円のアプリケーションパッケージを購入した場合、保守料
金として、そのアプリケーションパッケージを使っている限り、1年間に
250万円かかるということになってきます。

4年間使ったらもう1本買えてしまう金額です。

こうなると本当に保守費用もバカに出来ない金額になってしまいます。

事実、大型のERPを導入した企業で、保守費用の負担に耐えられなくなって
しまった企業もあります。

また、保守契約をしているからといっても、実際は修正や機能追加プログラム
のCD−ROMが送られてくるだけです。
(インターネットでのダウンロードもあります。)

そのプログラムの導入作業はユーザーがおこなわなければなりません。もし、
IT業者に作業を依頼すれば導入作業費が発生します。

アプリケーションパッケージを導入した後のことも忘れてはなりません。

今回はここまでにしたいと思います。次回もよろしくお願いします。

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 【編集後記】 

第35号の発行です。

今でもそうですがソフトウエアの保守料金という項目は、あまりお客様に受け
入れられず、なかなかお客様に納得してもらえない見積項目のひとつになって
います。

しかし、IT企業側の立場から言うと、この保守料金がなければアプリケーシ
ョンパッケージをメンテナンスしたり、機能を追加してバージョンアップする
ためのSE技術者を養っていくことが出来ないのです。

マスコミはハードウエアが安くなったことばかりを宣伝していますが、ITシ
ステム全体にかかってくる費用というものを見落としがちです。

このような地味なIT費用項目の部分にも目を向けて欲しいと思います。

今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。

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IT企業にだまされるな! 
編集・発行:相模虎太郎
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