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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第33号 2005/12/01
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みなさんこんにちは。私はこのメルマガをつくっております相模の素浪人こと
相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という今まで
お客様と最も接する仕事を通してみた、ITシステムの問題点を、読者の皆様
と一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第33号のはじまりです。
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まずは、前回のおさらいです。
=第二部 アプリケーションパッケージは安いのか?=
−使い勝手はどこまで必要か−
前回は、利用頻度が少ないからといって、無視してはいけないビジネスニーズ
にからむ、利用者側の要望を取り上げました。
今回はアプリケーションパッケージを利用して、システム開発の費用を安くし
たいならば、出来るだけ無視したほうが良い例をあげます。
アプリケーションパッケージで、よく問題になるニーズが、使い勝手のニーズ
です。
特に入力部分については、直接現場の作業者が行うので、この部分は、非常に
もめることが多い部分です。
現在は、ほとんどの企業がコンピュータを利用しています。
そのため、新しいシステムを導入しようとすると、現場作業者からは、今まで
の使い慣れた操作を、できるだけ変えないようにしたいという意見が、多く出
されます。
アプリケーションパッケージを導入しようという場合は、今まで使い慣れたシ
ステムの使い勝手については、一度、忘れなければなりません。
使い勝手を良くしようとすると、大概の場合、大きなカスタマイズ(顧客ニー
ズに合わせたシステム変更)費用になってしまいます。
なぜ、アプリケーションパッケージを導入したいかといえば、システム開発の
費用を安く抑えたいからです。
今までの使い慣れたシステムのように、アプリケーションパッケージをカスタ
マイズしては、費用を抑えることができません。
あくまで新システムは、欲しい出力を安価で得るために導入するのです。
そのためには、使い勝手の部分は目をつぶる必要があります。
また、新システムに使い慣れてきたら、使い勝手は段々と気にならなくなって
くる場合がほとんどです。
システムを安価で導入したいならば、アプリケーションパッケージにあわせて
作業をするということを忘れてはいけません。
ただし、これはあくまでも使い勝手の部分であって、ビジネスモデルに関わる
ビジネスフローを、アプリケーションパッケージにあわせて作業をすると言っ
ている訳ではありません。
誤解をされてはいけませんので、念を押しておきます。
ここまでが、前回のおさらいです。
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相模の素浪人 相模虎太郎
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今回の本題です。
=第二部 アプリケーションパッケージは安いのか?=
−アプリケーションパッケージの導入−
これまでは、アプリケーションパッケージを選択する場合のポイントを、いろ
いろとお話してきました。
今回は、アプリケーションパッケージの契約内容とカスタマイズ(顧客ニーズ
に合わせたシステム変更)についてお話します。
アプリケーションパッケージを購入した場合、ほとんどがプログラムの入った
CD−ROMが送られてくるにすぎません。
これはパソコンショップで販売されている、数千円のものも、大手SI業者が
扱っているような、数億円するものも基本的には同じです。
ほとんどのアプリケーションパッケージの契約内容は、簡単に言うとメーカー
は、購入者にプログラムの使用権を販売した形となっています。
購入者はアプリケーションパッケージのプログラムを、使用することしかでき
ません。
当然、アプリケーションパッケージのプログラムの改修を、購入者側が勝手に
行うこともできません。
なかには、カスタマイズ(顧客ニーズに合わせたシステム変更)ができる、ア
プリケーションパッケージもありますが、多くの場合、カスタマイズは、特定
のIT業者しかできなかったりして、高額な費用がかかったりします。
これはなぜかというと、カスタマイズは、アプリケーションパッケージのプロ
グラムの詳細がわからないと、行うことは不可能だからです。
購入者がカスタマイズを行おうとしても、アプリケーションパッケージのプロ
グラムの詳細を、自分で解析するところから始めなければなりません。
このようなことは、購入者にはほとんど不可能です。
そこで、アプリケーションパッケージメーカーは、特定のIT業者に、プログ
ラムの内容の詳細を公開して、カスタマイズができる認定業者としています。
当然、カスタマイズができるとして認定されたIT業者は、メーカーに対して
ライセンス使用料や、カスタマイズを行う技術者を教育するための研修費用が
かかっています。
このために、カスタマイズの費用が高額になるのです。
そして、アプリケーションパッケージメーカーは、カスタマイズ(顧客各自の
ニーズに合わせたプログラムの変更)を行ったプログラムで不具合が発生して
も、責任は負いません。
カスタマイズは、アプリケーションパッケージを購入したユーザーの都合で行
われたものだからです。
これはカスタマイズができるということをうたっている、アプリケーションパ
ッケージでも一緒です。
つまり、カスタマイズを行った場合は、プログラムの不具合は、購入したユー
ザーの責任になることをはっきりと認識しなければなりません。
今回はここまでにしたいと思います。次回もよろしくお願いします。
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【編集後記】
第33号の発行です。
あるお客様で、数百万円のアプリケーションパッケージを、販売した時のこと
です。
数千万円もするものを買ったにもかかわらず、プログラムが入ったCD−RO
Mが送られてきただけで、導入作業にSEが来ないし、サービスが悪いと言う
のです。
私は、当初は見積に導入作業なども入っていたが、予算が無いというので、お
客様も同意の上で、アプリケーションパッケージのみの見積にしたではないで
すかと説明しました。
しかし、お客様は納得できず、コンピュータ本体よりも高い、数百万円もする
アプリケーションパッケージを購入したのだから、無償サービスがあっても当
然ではないかと言いはじめて、泥仕合になってしまいました。
最後は、渋々、納得してもらいましたが、本当に後味の悪いビジネスになって
しまいました。
アプリケーションパッケージの購入というのは、単にアプリケーションパッケ
ージプログラムの使用権を購入したにすぎません。
その他のサービスは、”一切、無償のものは無い”ということを覚えておいて
いただきたいと思います。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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IT企業にだまされるな!
編集・発行:相模虎太郎
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