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=IT企業にだまされるな! =
相模虎太郎 第23号 2005/01/06
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みなさま
新年あけまして、おめでとうございます。
私はこのメルマガをつくっております、相模の素浪人こと相模虎太郎です。
私は約20年にわたりIT企業の営業をしていました。IT営業という今まで
お客様と最も接する仕事を通してみたITシステムの問題点を、読者の皆様と
一緒に考えていきたいと思っています。
SEが書いたものとは違い、コンピュータシステム初心者の方にもわかるよう
に簡単な言葉で書いていきます。しかし、問題の本質はするどく突いていきた
いと思っています。
それでは第23号のはじまりです。
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=外国人IT技術者について=
よく、マスコミではオフショア開発ということで、中国やインドで、日本で
のシステムを安価で開発できる。というようなことがよく言われます。
実際、ある有名なIT企業の社長さんも中国の技術者は非常に優秀で、中国で
のシステム開発が今後主流になるだろうというようなことも、コメントしてい
ました。
私もIT企業の営業をしているので、”中国でこのシステムは開発するので、
安価で構築可能です。”などとお客さんに言う場合もあります。
しかし、実際のところはビジネス業務アプリケーション開発に関しては、安い
けれども低品質というのが実態です。
なぜなら、実際の業務を知らなくては、実用に耐えるシステムは作れないから
です。
少し話はそれますが、
日本のビジネスでは、手形取引も一般に多く行われていますが、海外では一般
的ではありません。
ですからSAPのようなERPパッケージを見てもわかるように、手形取引は
入っていません。
手形取引の部分は顧客側でアドオンしなければなりません。
SAP用の手形取引アドオンパッケージも販売されていますが、これは日本の
IT企業が作ったものです。
このような日本のビジネス習慣を、外国人のIT技術者は知りません。
また、知っているとしても理解度は個人個人バラバラで、なかには、このよう
な取引形態を持っている日本のビジネス習慣を、バカにする者までいます。
このような状況では、労働賃金が安いからといって、オフショア開発を行って
も、高品質なものはできません。
このような技術者でも、要件定義書や設計書さえしっかりしていれば、プログ
ラム作成の部分は外国人IT技術者でも良いということを言う人もいます。
しかし、私は今まで、プログラム作成者に、最初に渡された要件定義書や設計
書が、完璧だったことは見たことがありません。
実際のプログラム作成作業では、プログラムを作っていく中で、抜けていた要
件や処理などを見つけることもよくあります。
なぜ、そのようなことが見つかるかといえば、プログラム作成者が、業務をイ
メージしたときに、この設計書でプログラムを作ってしまった場合、このよう
な場合はどうなるのだろうと疑問に思うからです。
よく、日本ではプログラマーに、”設計書の行間を読め”と言います。
これは、ただ設計書に書いてあるとおりに、プログラムを作るのではなく、実
際の業務をイメージしながら、今作っているプログラムを業務で使ったら、ど
のようなことになるのかを、イメージしながら作りなさい。と言っているので
す。
プログラム作成者といえども業務がイメージできなければ、高品質なものは作
れないのです。
これは外国人IT技術者に限ったことではありません。
日本のビジネス習慣に基づいた業務知識がなければ、高品質なITシステムが
作れないのは、日本人でも一緒です。
日本のIT企業を見渡してみても、○○業界に特化したり、△△業務に特化し
たりして、特色を出している会社が、多く見られるのは、ビジネス習慣に基づ
いた、業務知識を深く理解していないと、良いITシステムが作れないからで
す。
マスコミで、中国、インドの技術者は優秀だと言っていますが、ITテクニッ
クに対しては、確かに優秀な人も多くいることも事実です。
しかし、実際には日本の業務を理解していないため、現在の段階では、安いけ
れども低品質になってしまっています。
逆に言うと、これらのITテクニックに優れたIT技術者が、日本のビジネス
習慣や日本での業務を理解して、進出してくると、本当に日本のIT技術者に
とっては、脅威になるでしょう。
このように、まだ、ビジネス業務アプリケーション開発に関しての、日本での
外国人IT技術者の実態は、日本のIT技術者より劣っている状況です。
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ITシステム初心者向けホームページ
相模の素浪人 相模虎太郎
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IT企業とうまくつきあうポイントなどいろいろとお話しています。
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【編集後記】
第23号の発行です。
今回は、外国人IT技術者を取り上げてみました。
私もベトナムから来たIT技術者と仕事をしましたが、最初はITスキルも低
くて、お客様に”二度とあのSEはよこすな!”と言われるようなこともあり
ました。
しかし、彼は人間性が良かったし、また、スキル不足を反省して、努力して勉
強していたので、私も彼をかばっていました。
するとだんだんとレベルが上がってきて、最後はお客様から”今回のプロジェ
クトには、ぜひ、彼を入れて欲しい。”と言われました。
人間性とたゆまぬ向上心があれば、外国人でも日本人でも一緒です。
日本人でも人間性も悪く、スキルもいい加減なIT技術者はたくさんいます。
IT技術者は、日本人だ 外国人だではなく、人間性とたゆまぬ向上心がポイ
ントです。
今後もよろしくお願いします。
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今回も、最後まで読んでいただいて、ありがとうございます。
感想や、お便り頂けるとほんとにうれしいです。
メール:s_suronin@yahoo.co.jp
きびしいお話でも耳をかたむけていくつもりです。
私も読者の方々と一緒に、このメルマガを育てていきたいと思っています。
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IT企業にだまされるな!
編集・発行:相模虎太郎
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