[初めてのタイ]
フライトアテンダントのタイシルクの制服も素敵だ。思わず「さわってもいいですか?」などと聞いて、さわらせてもらった。(もちろんタイシルクの制服にだ。)
さらに一輪だけだが、女性にはランの花のコサージがプレゼントされた。それじゃあ、オカマさんはどうなんだ!とか、ニューハーフは?と聞かれると困るのだが・・・詳しくはタイ航空に聞いて欲しい。
バンコクで乗換えて、プーケットには夕方着。時差は−2時間だったと思うが細かいことは気にしないでのんびり行こう。
車で1時間弱くらいで今回お世話になるカタダイビングに着いた。
カタダイビングはカタ地区にあるカタ・ガーデン・リゾート内にある。
目の前の通りは東南アジアの観光地なのだが、サービス内に1歩踏み込むとまるで日本のどこかのサービスのように日本人しかいない。
ダイビングスタッフは全員日本人で、したがってゲストもほとんど日本人だった。
特に、私が参加した年末年始のクルーズはエクスプローラー1号も2号もボートクルー以外は日本人だったように思う。
結構なじみのゲストがいるようで、「某さーん、ひさしぶり!」とか「某ちゃーん、お菓子持って来たよー!」とか「はい、これこの間の写真」などとにぎやかだった。
ここは伊豆か?などと一瞬錯覚してしまいそうだった。いや、伊豆にしてはちょっと遠すぎるような・・・
[船の上では]
船には余分なスペースがないので、クルーズ中に必要なもの(ダイビング器材・着替え等)だけを持って乗船するように言われ、スーツケースを全開にしてちょっと悩んでみる。
が、もとより余分なものなど持って来ていないので、あるいは持って来たくともスーツケースに入らずにあきらめたので、着てきたフリースとジーパンを空のスーツケースに入れて預かってもらう。
夕食に行っている人が戻り次第出発すると言われ、むむ、私の夕食はどうなるのだろう?と心配になってしまった(たいしてお腹はすいていなかったが、まだまだ夜は長い)。きっとそのうちすくだろう、いやすくに違いない。
それでもなかなか出発しない。なんでも、関空発で来る人々を待っているらしい。
待ちきれなくて港で直接落ち合うことになったらしく、やっと出発する。
港からは小さなボートで船まで送ってもらい、船内設備やら明日からの予定やらの説明を受けて解散となる。ほーら、やっぱりお腹がすいてきた。
部屋は二段ベッドに戸棚が作り付けになっているだけで、本当に狭いものだった。空港から直行してきた関空組はスーツケースなどをいったいどこに置いたのだろう。GBRのスーパースポート号の蚕棚ベッドを思い出す。
私達の部屋の冷房はちょうどよかったが、うまく調節できずに凍え死んだ人達がいたとかいないとか・・・
夜半に出航したが、エンジン音が結構響き、時に揺れた。眠りは浅く、しょっちゅう目が覚めた。寝不足だな・・・酔わなきゃいいが・・・エンジン音が止まったので時計を見ると朝になっていた。
やっぱり朝いちのお仕事はトイレだろう。
部屋のあるフロアのトイレはちょっと芳しい香りがしていた。もちろん外までにおう程ではなかったが、この臭いにつつまれていたらなんだか気分が悪くなってきた。
一応デッキに上がり紅茶などを頂いてみるが、うーーむ、気持ち悪い・・・ので朝食をパスしてベッドに戻りもうひと眠り。
最初のダイビングまで寝ていたらなんとか持ち直し、ダイビング後は復活して、昼食もおいしくいただいた。
ここでもコーヒー・紅茶・パン・バナナがほぼいつでも用意されていた。
朝食はパンであったりおかゆであったり、昼・夕食はタイ風の料理とパラパラのご飯。私は少しも気にならなかったが、香料が合わずにほとんど食事ができないというナイーブな人もいた。
食事は可もなく不可もなくで、ものすごくおいしーい!というほどではなかった。調理場があの狭だし、ある程度はしかたないかもしれない。
このクルーズで一番印象に残っているのは「トイレットペーパーは使用後流してはいけない」ことで、最後までそのことを考えながら用を足した。考えていないと忘れて捨ててしまいそうだし、捨ててしまったらやはり自分で後始末をしなくてはならないだろうし、やはりこのクルーズには割り箸は必携か?
ボートクルー達は暇になるとよく釣りをしていた。
バラクーダが釣れた時はコックさんがお刺身にしてくれて、お昼にいただいたがなかなかおいしかった。
スタッフの食事は別の料理だったが、さすがに青唐辛子なんぞが入っていて辛そうだった・・・じゃなくて、実際口から火を吹き涙が出るほど辛かった。
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[年越し]
いよいよ大晦日。2000年を迎える時がやってくる。
日本では(たしか)2時間早く新年を迎えるわけで、Y2Kで職場での年越し組も沢山いるんだろうな。こうして私がのんびり海の上にいるこの時も働いているかもしれないな・・・。本当にご苦労様である。
ひとりが短波のラジオを持ってきていたので、日本で新年を迎えるその時を聞いた。
突然ラジオからものすごい雑音が鳴り響き、プッツリ切れてしまった。いったい何が日本で起こったのだろう?もしやY2Kで日本沈没か・・・なーんて事もなく、かの地は無事に新しい年を迎えたようである。
この地の船の上でもささやかに、花火なんぞを打ち上げながら年を越した。
[リチェリュー]
ここへはジンベイ様に表敬訪問の為に来た。事前に秘書を通してアポも取ってある。
にもかかわらず、時期尚早であるとか風邪をこじらせたとか子供がハシカにかかっただとか、いろんな理由をつけてあえなくスッポカされてしまった。
どうやら、ジンベイ様はこのアポに納得していらっしゃらなかったようだ。
[食べること]
船を降りると夕方だった。
「皆で一緒に夕食!」と盛り上がったのだが、いろいろな地区にホテルを取っておりチェックインの時間もあることから、残念ながらそこで別れた。
夕食はダイビング雑誌のタイ特集に出ていたお店に行ってみた。ホテルから徒歩10〜15分、にぎわった通りからちょっとはずれた場所にあった。
一応タイ料理の店なのだが、欧米系の顔付きの客ばかりであった。
親切なことに、タイ語・英語・イタリア語(だったかな?)・日本語のメニューがそろっていた。
そして、何故か厨房から従業員らしくない人がたまに出てくる。よーく見ると厨房のあちら側にも客席があるなんだか不思議なつくりの店であった。
トム・ヤンクンやら青菜の炒め物やら(なに頼んだか忘れたが)、どれも美味しかった。
お会計は一人当り約70バーツ、日本円で約210円。改めて物価の安さを実感する。
欧米系の顔付きで思い出したが、日本からバンコクまでの飛行機は日本人で満杯だったが、バンコクからプーケットまでの飛行機は欧米系ばかりだった。
ダイビングサービスで会う人を除けば、このカタ地区でも日本人らしい人々は見かけない。いったい皆はどこに行ってしまったんだろう?
[タイ風マッサージ]
来る前から楽しみにしていたマッサージである。
以前TVで見た番組によると男性向けの特別なもの(風俗っぽいものではなくて)もあるらしいし、クルーズで一緒になった男性はちょっと恥ずかしかった(こちらは普通のタイ風マッサージだったらしいが)と言う。いったいどんなんなんだ。
あっちにもこっちにも店があって迷ってしまうが、ホテル敷地内にある店なら安心かと思って入ってみる。
入ってしまってから、うーーむ、こりゃ失敗か・・・
廃業してしまったらしいレストランにおねーさんからおばちゃんまで数人が食事をしながらおしゃべりをしていた。
すかさず上の階へ案内されるが、薄暗く小さく区切ったスペースが並ぶ。その上だーれもいない。
しかし、ソレは始まってしまった。
フワフワフワと足を揉んでくれたが、くすぐったくて笑いが止まらない。
実はもっとガシガシ揉んでくれる事を想像していたのでちょっと期待はずれだった。
確かにきわどいあたりもフワフワと揉んでくれて、あやうい感じはあった。
まっ、私の場合同姓だったので特にコーフンしてしまうこともなかったのはちょっと残念?か。
[思わずコーフン]
翌朝はレストランでのんびり朝食をいただき、プーケットタウンまで足を伸ばす。
テンソウ(バス)とトゥクトゥク(タクシー)があったので迷わずテンソウを選択。
貧乏性がすっかり身体に染み付いてしまっているようだ。
テンソウを降り、つきまとうトゥクトゥクの運転手を振り切り、地図を片手にプラプラ歩く。
ガイドブックによるとタイ製ワコールやトリンプ他の下着がお買い得らしいので、さしたる期待もせずに覗いてみると・・・なるほどお安い。
なんだかついついコーフンしてたくさん買い込んでしまった。しまった!
[マーケット]
テンソウ乗り場は、なにやら大きなマーケットの目の前にあった。
個人的にマーケットが好きだ。
見たこともない野菜や、どうやって使うのかわからないシロモノが並んでいたりする。
ものすごく入ってみたかったのだが、建物は体育館のように広く薄暗い上に買い物客らしき人々もまるでいない。
入り口の近くをチラッと覗いて、そそくさと退散してしまった。小心者のわたしである。
せめて屋外であればなー。
帰りのテンソウから見えた屋外のマーケットはなにやらとっても賑わっていた。
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[再会]
ホテルに戻りダイビングサービスで魚の図鑑などを物色していると、デイトリップに出かけていた人々が戻ってきた。昨日まで一緒だったクルーズの仲間も数人いて、昨夜別れたばかりだったので涙のとはいかなかったが再会を喜びあう。
さらには本日出発のクルーズに参加する人々も集まってきたのだが、その中に別のリゾートで知り合った仲間がいて、そちらとも再会を喜びあった。
タイはなかなか忙しい再会の場であった。
そのまま再会を喜びあっていたかったのだが、夕方からはネット上で知り合い、タイについていろいろな情報を頂いた方とも会う約束をしていたので、感激の再会を中断して出かけた。
今度は新しい出会いである。タイは忙しい。
[タイスキだいすき]
初対面の人とも無事に会うことができ、タイスキを食べに行く。
かつてタイに暮らし言葉もしゃべれるので、すべてお任せして食べることのみに専念する。
タイスキとはタイ風すき焼きかと思えば、タイ風しゃぶしゃぶであった。タイシャブにしてくれればいいのに・・・あっ、これじゃ日本語か。
最後には雑炊まであり、苦しくなるまで食べたが一人当り約1,000円しかかからなかった。
おいしくて安くて大満足!!
食べるのに忙しくて、写真など取っている暇はなかった。
ここらあたりは夜になると活気が出てくるとの事で、たしかにここに着いた頃より人出も増えてにぎやかになっていた。
もっと若ければ朝まで頑張ってしまえるのかもしれないが、私もいい年になってしまったようだ。
飲めないことやら疲れていることもあって、早々にお暇乞いをしてにぎやかさを増すパトンを後にした。
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