<2度目のラヤンラヤン>
夕暮れのプールとダイニング
2度目のラヤンラヤンに行って来た。昨年同様13名ものグループとなった。多分まわりの皆様にとってはうるさくて、目障りな集団だっただろうけれど、修学旅行のようで楽しかった。去年同様ヒロコさんが施設等の説明をしてくれたが、去年とほぼと同じメンバーがそろっている我々はおとなしく聞いているはずもなく、それをいち早く察してか、初めてのお客さんのところへ行き、丁寧に説明をやり直していた。当然のことである。
今年から全身と足のマッサージが受けられるようになったというところだけは、我々メンバーもきちんと聞いていた。

今年のガイドはダイビングサービスのマネージャー、ユージンだった。海も我々との再会を祝し大物小物がザクザク・・・のはずもなく、何も出なかった。まぁ、毎回当たるわけじゃないしね・・・

2本目、3本目、4本目、何も出ない。
まぁ、去年もそうだったしね・・・
 
やっとハンマーのご登場となる。うっすらと影が見えると、皆一斉に深度を落として追う!・・・が、すぐに見えなくなってしまった。ボートに戻るとユージンの様子がちょっと違う。何やらお怒りのようだ。ハンマーを見つけても追ってはいけないと言う。
(わかってはいるが・・・)
追わなければ、まわって戻ってくると言う。
(本当かいな・・・)
明日はカメラもビデオも持ってはいけないと言う。
(え〜!?マジ?)
結構まじめに怒っているようなので、我々は素直にお約束したのだった。「ガイドの許可があるまでは決してハンマーめがけて突っ込みません。」「明日はビデオもカメラも持ちません。」と。夕食時、ユージンがビール片手にニコニコしながら私たちのテーブルにやってきた。そこで、私たちはまたまたお説教を食らったわけである。
ハンマー見たさに私たちは素直に耳を傾け、さきほどのお約束を繰り返した。「はい。私たちはガイドの許可があるまでは決してハンマーを追いかけません。明日はビデオもカメラも持たずに行きます。」と。
さすがにユージンもビデオとカメラのことはジョークだと笑っていたけれど。
ラヤンラヤンの部屋
そして、私たちはやっと2度目のハンマーの群れに遭遇した。皆、追いかけたい気持ちを抑えつつ、ガイドを見つめる。ユージンはタンクを叩きつつ、群れを指差す。「え!?行っていーの?」と私たちは一斉にハンマーを追っかけ始める。深度計を横目でにらみながら、ハンマーを追う、追う、追っかける。ハンマーが深場へ行ってしまうと、一人、二人と我に返りアチコチに散らばっていた仲間が戻ってきて、全員が・・・集まらなかった。ガイドのユージンとメンバーが二人戻ってこない。皆でまわりを見渡すがやはりいない。とりあえず棚近くまで戻り、浮上しよう。安全停止をして水面に顔を出すと、間もなくボートが来てくれた。そこには、戻ってこなかった3人が既に乗っていた。おぉ、よかった、よかったと思ったが、何やら空気の色がちと違う。ユージンがまたまた怒っているようだ。理由を聞いてみると、タンクを叩いてハンマーがいるのを指し示したが、行っても良いとは言っていないとのこと。えーっ!?タンクカンカンで指し示したら「行け!」じゃないの?13名中13名、つまり全員がそう思っていたが、2名だけはユージンの様子を見て思いとどまったとのことだった。ウーーム、意思の疎通ができていなかった訳ね。そして、その晩、私たちはまたしても説教を食らうことになったわけだ。

さらに、ハンマーの群れである。みんな飛んでいきたい気持ちを無理やり押しとどめ、ユージンを見る。「待て!」だ。私たちは「お預け!」をくらった犬のようにおとなしく待った。確かに待っていると一度行ってしまった群れが(多分)ぐるっと回ってまた別の方向からちゃんと現れる。深追いしないように、ユージンは私たちのリードを引いたり緩めたりして、そこそこの時間を楽しむことができた。ただ、深追いしなかった(できなかった)ので寄れず、透明度も良くは無かったので、カメラ派にはちょっとつらかった気がする。まぁ、これは自分が撮れなかった言い訳だけれど・・・
 
全6日間17本のダイビングもなんだかあっと言う間に終わってしまった。 楽しい時間はいつでも駆け足で行ってしまうのだよね。
1度「もー飽きた。」と言うくらいダイビングしてみたいもんだわ。自分にしては十分長い日程と思っていたけれど、明日はもうこの島を発たなければならない。ダイビングのできない明日は何をして過ごそうかな?フットマッサージの予約はお昼前に入れた。暑くならない朝食前に鳥を見に行こう。
とり遠景 卵を抱く親鳥
あとは、のんびりぼんやり・・・、そして午後の飛行機で島を出る。

夜半、胃の痛みで目が覚める。ヤバッ!これはいつかのあの痛み。初めてのシパダンの時に力一杯楽しんで、帰国してから力尽きた時のあの痛みだ。ヤダナ・・・マズイナ・・・イタイナ・・・と3時頃からほとんど眠れなかった。楽しみにしていた鳥の撮影もやめて、ベッドに張り付いていた。毎食おかわりしていた私だが、さすがに今朝は申し訳程度におかゆをすすって薬を飲む。医務室があるって言ってたよね、行ってみようかな。そーだ、シミランクルーズで知り合った内科のお医者様がいるではないか!帰国前の忙しい時間に悪いな・・と思いつつ、やはり自分の都合を優先させて訪ねる。既に閉じていたスーツケースを開けてくださり、薬を分けていただいた。飲んでみると、もうそれだけで良くなってきたような気さえする。気の持ちようかな?単純なんだよな・・・私って。この調子で東京まで無事帰りつきたい。

胃をなでつつ、コタキナバルまでつくとドシャ降りの雨が待っていた。現地旅行社の既に顔なじみのおにーさんについて、チェックイン。コタキナバル→クアラルンプール、クアラルンプール→成田のチケットを渡される。なにやら、チケットの色がバラバラだ。私のは赤だし、何人かは青い。よーく見てみると、クアラルンプール→成田のチケットにはfirstclassと書いてある。そりゃあ1度は乗ってみたいfirstclass だけどね、私たちはエコノミー料金しか払えないんだ。おにーさん、間違えてるよ!ところが、間違えではないという。一同あ然!!「どーして!?」「どーなっているの!?」「なんで!?」おしーさんは皆に囲まれて、質問の一斉砲火を浴び「どーだっていいでしょう。最初からそーなんだから。」とたどたどしい日本語でやっと返してきた。いや、それにしても不思議じゃ。確かによーく見てみると最初からファーストクラスになっていた。いつもまともに見たことないから気づかなかっただけだ。

手荷物を旅行社事務所に預かってもらい、早い夕食をとりにタンジュンアルービーチの屋台に出かけた。 タンジュンアルー屋台 いただいた薬を飲んでからは胃の調子は落ち着いている。ナシゴレン、サテ、焼きギョーザ、水ギョーザ、空芯菜の炒め物、ラーメンにビーフン。どれもとってもおいしくて、あっという間になくなってしまった。「あれで!?」と言う声が聞こえてきそうだが、胃が本調子でなかったのが本当に残念である。屋台のおじさんに空港まで車で送ってもらい、クアラルンプール行きの飛行機に乗る。シパダンから帰国途中の顔なじみに会うと、何やら暗い面持ち。なんと!クアラルンプール→成田が取れていないとか・・・ファーストクラスとオーバーブッキングで積み残し、まさに天国と地獄である。あんまり気の毒でそれ以上聞けなかったけれど、彼らは一旦クアラルンプールまで行き、翌日コタキナバルに戻り、深夜の便で帰国した模様である。

クアラルンプールで一泊し、私たちはルンルン気分で翌日チェックイン、空港ラウンジに向かった。ところが、1名が出国カウンターでつかまってしまった。パスポートに挟んであったはずの出国カードがないらしい。一番英語に堪能な一人を残し、私たちはラウンジで待つことにした。しばらくして、無罪放免になって合流。彼の後にも出国カードのない人がいたらしいが、その人はスンナリ通してもらったらしく、何故自分だけが・・・と憤懣やるかたない様子であった。まあ、「見るからに怪しい・・・」ってことかな?やはり、ただではすまない旅行であった。

初めてのファーストクラスは座席シートがほとんど平らに近くなるまで倒れ、これならアフリカだろうと南米だろうと快適に飛んでいけそうだった。食事も食前酒から始まり、一品一品サーブされ、(その割には自分の希望のメインディッシュがなかったけれど)ノンビリゆったりいただけた。ファーストクラスの半分は私たちの仲間だったが、いつもと違う客層に他のお客さんやフライトアテンダントも戸惑ったに違いない。成田にもあっと言う間に着いてしまった気がする。せっかくの、そして多分2度と乗れないファーストクラスだから、もう2〜3時間乗っていても良かったのだけれど・・・思ったとおり、荷物もさっさと出てきて気分がとっても良かった。去年のドタバタとは天と地との差である。でも、積み残しされた人たちはまだマレーシアにいるのだし、「ゴールデンウィークのマレーシア航空は決して油断してはいけない。」の教訓を強く心に刻み付けた旅行であった。
今回に限りは大大大感謝だけれど・・・

おまけ美形のフットマッサージ師
フットマッサージはなかなか美形のおにいさんがやってくれる。それはそれでよいのだが、1週間以上も素足でビーチサンダルを履いていた足を出すのがちょっと恥ずかしい気持ちになったのは、この私にもまだ「女」が残っているという証拠だろうか?「こやつ、きたない足!」などと思いながらマッサージしているのだろうか?肝心のマッサージはソフトすぎて、私にはちょっと物足りなかった。全身マッサージはどうだったのだろう?

去年はあたりはずれのあった水も、今年は毎日おいしかった。苦情が多かったので、改善されたのかな?
いずれにしても、水がおいしかったおかげでコーヒー飲んでも紅茶飲んでもおいしかった。「ホッ・・・」

心なしか食事も去年よりおいしくなったし、
鳥の数もずっとずっと多かったし、
ハンマーの出もよかったけれど、
ハコフグ号を見かけなかったのはちょっと寂しかった。

去年もだったけれど、夕日がきれいだったのでついついコーフンして夕日の写真ばかり撮ってしまった。
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今回お世話になった皆様。
パンボルのおにーさん・ヒロコさん・ユージン

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