1/144 P-51Dの比較・・・と言うか歴史?(^^; 2004/09/12
前書きのようなもの
旧クラウン:1976年とある資料に書かれているが、記憶では1981年頃
のシリーズだったような気もする。いずれにせよ、クラウンのオリジ
ナルで記憶が間違いなければ、クラウン144のレシプロ最後のキット。
現在はミニクラフトより販売されている(有井版は無い)。
ユージン:主に、いわゆる「ガシャ」で販売されているキット。塗装
済みのキットである。2003年発売だったかな?
以降は、これらのキットに付いてはオリジナル名すなわち、イッコー、
クラウン、ユージン、プラッツと表記する。なお、ユージンはプラモと
言うより「食玩」(食べ物ついてないけど)に分類されるかな?この
「食玩」の言い回しあたりは、今回は割愛。
で、意外に(失礼!)イッコーの健闘が目立ち、クラウンの評価がち
と辛くなった。個人的には、「プラモ」としてみると、ユージンはイッ
コーに及ばないと個人的には感じる。プラッツを見てしまうと、これが
基準になってしまう。そうすると、これまで最高と思っていたクラウン
もかなりアウトラインで気になる点が目立つ。逆に言えば、プラッツを
見たとき違和感があった事も正直に申し上げよう。(言うまでもなく、
この時点ではクラウンが基準となってしまっているため)
解釈の違いというか、表現の違いと言うかは有ると思うが、実機ライ
ンにはやはりプラッツが一番であろう。雰囲気とか、局面のつながりの
表現とかでは部分的にクラウンも・・・と感じる部分は有るけれど、決
定的な欠点ではないと思う。
特に、プラッツで凄いと感じた点は、まず主脚収納部に隔壁がある事
ですね。主翼自体が上下面の分割で組み合わせて出来ています。精度も
凄いですわ。それから、機首周りはこれまでの144では泣き所でしたが、
きちんとムスタングらしさが出ています。カチッとした全体の細くシャ
ープな筋彫りも見事です。そして個人的には、何と言っても尾輪が秀逸
だと思います。これまでの尾輪はみんなOリングみたいなのですが、印
象としてはもっと角張って欲しいと言う感じがぴったり!さらに、排気
管は涙ものの再現です!で、まぁデカールは言うまでもなく。しかも、
オマケがかなりあります。今回はこのデカールを全ての機体に使用しま
した。ありがたやです!
で、反対に感じた事も少し。主翼上下の合いが主脚取り付け部と干渉
してピタッと決まりません。(スイケン氏のご指摘により、ある角度では擦り合せ無しで決まるとのこと^^;)また、プロペラですが、十字に成形しても
良いのでは?と感じました。ブレード1枚1枚は接着に結構気を使いそう
です。さらに、ここは見事な点でもあるのですが、胴体下面の分割は苦
渋の選択かな?
この機会に、クラウン、イッコーに付いて付記しておきます。
まずは
最も古いイッコーから。正直、見直しました。少なくとも上面からのア
ウトラインはほぼプラッツと同じ感じです。主翼付け根の張り出しも、
主翼部品を見る限り再現されていないと思いましたが、胴体からの連続
性により目の錯覚?って感じでイメージとしては再現されていました。
サイドからのアウトラインは、機首とインテイクに難ありです。でもまぁ
当時とすれば、これで充分でしょうね。最大の難点は、キャノピーで
しょうか?じっくりいじり倒しても面白いかも?と思います。凸モール
ドで有る事と、キャノピーの形を除けば、素材キットとしては想像以上
に良質かも知れません。
クラウン:このキットが有れば、もうP-51Dのキットはもう良いや。
と思っていました。勘違いして買ってしまった有井(イッコー)のキッ
トとともに大量在庫有り。しかし、プラッツのおかげでもう不良在庫と
なるかな?(笑)改造ベースにはイッコーを使うだろうし・・・・
現在はミニクラフトから販売なので、デカールを含めると2機セットと
は言えプラッツのほうが断然お得です。ちなみに、方向舵のヒンジ(マ
スバランス)部分はモールドが逆。全体に各翼端の「丸み」が気になり
はじめ、機首の雰囲気はプラッツのおかげで既にボーダーラインを割り
ました。お疲れさまでした・・・ってのが正直な気持ち。このキットを
みんなに進めてたなぁ・・・お詫びに歩くか?ねぇ、ふくぎやさん(^^;)
最後に、ユージンですが、これらのキットを見た後ではどうしても
無理です。個人的には、イッコーかユージンかと言う迷い方しかしな
いでしょう。プラモって領域ではないので致し方ない部分はあります
がモデラーとして、素材としてこれを利用する事はたぶん僕は無いと
思います。悪口じゃぁ有りませんけどね、念の為。
と言う事で、かなり面白い感じになりました。皆さんも如何ですか?
5機のP-51D並べてみましたよん。
画像をクリックすると拡大!
左列奥より手前へ、プラッツ、クラウン(キャノピーはプラッツ)、イッコー
右列奥より手前へ、ユージン、クラウン(オリジナル)。
塗装は、比較のため機首、方向舵等の塗装は未塗装。ペラも未装着。
左列のデカールは、全てプラッツの物を利用している。