2006年夏
第15回まったり旅
〜リゾートしらかみリベンジ〜


2006年8月25日
リベンジ成功!

 ホームへ行くと、既に急行「はまなす」が入線していた。車両は14系寝台車2両と14系座席車6両の8両、停車駅は新札幌・千歳・南千歳・苫小牧・登別・東室蘭・伊達紋別・長万部・函館・終点、青森。今回は札幌〜フリー区間の往復と、フリー区間内の4個列車で新幹線を含む特急等の指定席に乗れる(フリー区間内の自由席は無制限)「みちのくフリーきっぷ」を使用するので、ここぞと言わんばかりに「のびのびカーペット」を利用。「まったり」では初めてである。もっとも、「はまなす」自体2度目だが。
 デッキにある談話室で、駅の売店で購入したビール等を持ち寄り、この旅の前途を祈って乾杯。それも南千歳を発車した辺りで眠くなってしまい、お開きにして寝ることにした。…が、何故か寝られない。酒が足らなかったというのもあるような気がするが、よく考えたらカーペットカーでも途中駅の放送をするようになってから爆睡できなくなってしまった感がある。何か対策が必要だなぁと思っていたが、そのうちに寝てしまった。

(-_-)zzz...

 起きたら函館だった。ってか、「間もなく函館です。」という放送は聞いていたのだが停車したのは知らず、(ず)嬢がホームで飲み物を買っていたのも知らない。
 函館を発車した後もうつらうつらとしている内に青函トンネルに入った。「あかん、もう寝られへん。」と、何の気無しに時刻表をめくっていると、青函トンネルを抜けて新中小国信号場辺りで眠たくなってしまった。
 壁にもたれて枕を抱いて寝ている内に「間もなく青森です。」の放送が入り、やれやれと起きると、(ず)嬢がくすくすと笑っている。私の寝姿があまりに滑稽だったのと、(や)氏がその奇妙な寝姿を撮影していたようなので、恐らくその事だろう。
 そんなこんなで5時35分、終点青森に到着した。

 青森では時間がかなりあったので、駅前の大型複合施設AugA(アウガ)の地下へ朝食を食べようと一通り見て回ると、やっているのは市場だけ。食堂は6時30分からとのことだったので、見て回っている間にちょっと惹かれていた「しじみラーメン」を食べる事にした。シジミが殻ごと入っていて、シジミの風味も効いていてなかなか美味しかった。

 駅前のコンビニで買い物して駅へ行ったが、まだ少し時間があったので待合室で時間を潰した後、次の列車に乗るべくホームへ移動。
 その列車とは、前回の「まったり」では大雪でポシャッた「リゾートしらかみ」。前回は1号に乗る予定だったので1号でリベンジしたかったが、満席だったので2号になったがリベンジはリベンジである。それに東能代まで行って1号に乗って弘前で乗り換えても、青森から2号に乗って東能代で乗り換えても、結局その先は同じ列車に乗る事になるのでどちらでも良かった訳だが。
 しばらくすると、8時ちょうど発の快速「リゾートしらかみ2号」が入線してきた。今回乗車する車両はキハ48形3両、ブナ(木篇に無と書くブナが機種依存文字のようです)編成、停車駅は弘前・川部・板柳・陸奥鶴田・五所川原・木造・陸奥森田・鰺ヶ沢・深浦・ウェスパ椿山・十二湖・あきた白神・能代・東能代・森岳・八郎潟・追分・終点、秋田。
 指定を受けたのは2号車のボックス席である。このボックス席はセミコンパートメントになっており、583系に使われているプルマン式B寝台と同じような感じでフルフラットにすることも出来る。検札してもらった後、早速フルフラットにした。なるほど、これは居心地がいい。実はこの切符、発券してもらうときに20分ほどかかってしまったが、それも申込用紙の列車名のところに「リゾートしらかみB室」と書けばいいと分かったので、次回以降はそう書いて発行してもらうようにしよう。
 8時ちょうどに発車…のはずだったが、弘前からの快速が遅れた関係で数分遅れて発車。一旦、川部・撫牛子を通過して弘前に到着。ここで8分停車した後、進行方向を変えて発車。2度目の撫牛子を通過して、川部に今度は停車した。列車は再び向きを変えて奥羽本線にいったん別れを告げ、いよいよ五能線に入っていく。五能線といえば海だが、最初は岩木山を遠くに見ながらリンゴ園の中を走る。海を見るために乗っているようなものなのだが、気分はお預けを食らった犬のような感じである。
 五所川原から津軽三味線奏者の方が乗車してきた。前回乗ったときに生演奏は見ているので先頭車両へは行かなかった。演奏はスピーカーから聞こえるし。車掌氏の放送が優先なので、そのときには車内放送が流れるわけだが。そんな生演奏を聞いていると、待ちに待った日本海が見えてきて列車は鰺ヶ沢に到着。津軽三味線の生演奏もここで終了である。「ここからは車窓を楽しんで下さい」という事だろう。鰺ヶ沢を発車すると本格的に海岸線に沿って走るようになり、(ず)嬢も(や)氏も車窓を楽しんでいる。やはり少し遅かったからか、海で遊んでいる人は殆どいない。千畳敷海岸等の景勝地を通って、深浦に到着した。ここで計画段階で乗車予定だった「リゾートしらかみ1号」と行き違う。向こうは今年3月にデビューした「くまげら」編成である。
 その後も「これでもか」というほど日本海を眺めているうちに、(ず)嬢がうとうととし始めた。「ここで寝ずに、次で寝ろ〜」と、何度か突いても睡魔の方が強かったようである。まぁ、夜行明けだから仕方が無いか。
 列車は秋田県に入り、ハタハタで有名な八森を通過して、能代川を渡り、能代に到着。(ず)嬢は何を寝ぼけているのか、ここで降りるものだと思っていたらしい。もちろんここで降りてしまうと予定が破綻してしまうのでそのまま乗車を続ける。
 12時12分、東能代に到着。この列車は秋田までいくが、秋田まで乗ってしまうと予定が微妙に破綻するので、ここで降りる。東能代ではこれから弘前へ向かう快速「リゾートしらかみ3号」が停車していた。こちらは秋田を11時半頃に発車し、16時前に弘前に到着する。

 待つことしばし、12時20分発の普通青森行きが到着した。車両は701系2両。今回の「まったり旅」では最初で最後の普通列車である。鷹ノ巣までの約25分間はウトウトしながら乗車していた。

 鷹ノ巣駅併設のハンバーガー屋で昼食。至って普通のハンバーガーだったが、JR鷹ノ巣駅の駅員さんが店員さんだったのには驚いた。普通に「鷹ノ巣駅」と入った名札でハンバーガー売ってるし。

 秋田内陸縦貫鉄道の鷹巣駅(JR鷹ノ巣駅の隣ですが)へ行き、角館までの乗車券と急行券を買って待っていると、角館からの急行「もりよし2号」が到着。これが折り返し14時12分発の急行「もりよし3号」になる。停車駅は、合川・米内沢・阿仁前田・阿仁合・比立内・阿仁マタギ・松葉・終点、角館。
 発車してしばらくは、細かいアップダウンが続く。この列車には女性車掌が乗務しており、検札や車内補充券(!)の販売だけでなく、車内販売も行っていたのには驚いた。思わず、缶ビールを購入してしまった。
 米内沢を出たあたりから時折見える阿仁川の流れが夏の暑さを忘れさせるよう。この阿仁川との付かず離れずのランデブーは比立内付近までしばらく続いた。そのあとも引き続き打当川と付かず離れず走り、阿仁マタギを発車したところで長いトンネルに入った。そのトンネルを出た後、今度は桧木内川を時折見ながらの走りになる。先ほどのトンネル内で分水嶺を通過し、川の流れる方向が日本海側から太平洋側へ変わった。…と、松葉を発車したあたりから急激に眠くなってしまい、次に起きたのは西明寺を通過する前だった。
 16時05分、終点角館に到着。これで秋田内陸縦貫鉄道を踏破、秋田県内の鉄道は由利高原鉄道を残すのみとなった。

 角館は武家屋敷が有名だが、暑かったので外へ出る気にもなれず駅の待合室で時間を潰す事にした。

 角館で待つこと1時間とちょっと、17時17分発の秋田新幹線「こまち86号」東京行きが到着した。車両はE3系6両、角館からの停車駅は、田沢湖・盛岡・仙台・大宮・上野・終点、東京。本当はその前の「こまち28号」に乗りたかったのだが発売開始日の時点で指定・グリーンとも満席、その次の「こまち86号」も指定席は満席だったが、グリーンには若干の空席があったので「指定席が満席だったらグリーンに乗ればいいじゃない」という「マリー・アントワネット的思考」(謎)で「こまち86号」のグリーンを奮発した。もちろん「みちのくフリー」ではグリーンには乗車できないので特急料金・グリーン料金を払う事になるわけだが、盛岡までの47分間立ちんぼよりは良いかとメンバーの二人分も奮発した。因みに(ず)嬢も(や)氏もグリーンは初めてらしく、結構喜んでいたようである。(や)氏曰く、「ベッドにはちょっと向いていない」とのこと(爆)。
 ラストの3席だったらしく3人が3人ともバラバラで、私の指定された席は一番前だった。運転席から力行ノッチをカチカチと動かす音がよく聞こえる。なるほど、在来線区間でも力行は13段まで使うのかと妙に納得してしまった。
 列車は桧木内川の渓谷沿いを走り、「これ、ホンマに新幹線け?」といいたくなるような風景が広がっている。田沢湖〜赤渕間には信号場が2箇所もあるし。もっとも秋田新幹線といっても、田沢湖線を改軌して高速化対応しただけでルートは田沢湖線とあまり変わっていない訳だが。
 E3系のグリーン車の一時も45分で終わり、先着していた東北新幹線「はやて86号」と併結して、18時04分に盛岡に到着した。連結の瞬間は車掌室のドアが開いていたのでモニターを見ていたわけだが、画面はまさに「電GO!2」の併結の時に下の方に表示される映像だった。

 時間があれば誰が呼んだか「盛岡の機関銃」こと「わんこそば」(水曜どうでしょうネタ…)を食べたかったが、次の列車まで20分ちょっとしかなかったので断念した。

 盛岡で弁当を購入し、18時26分発の東北新幹線「はやて25号」に乗車。車両はE2系1000番代10両、盛岡を出ると終点の八戸まで停車しない。(ず)嬢と(や)氏に先に乗っておいてもらい、ホームで「はやて」の写真を撮影していたら乗り遅れそうになってしまった(爆)。どうやらお二人さんはちょっと心配になったらしい。
 東北新幹線の盛岡以北は2回目で、前に乗ったときは既に日が暮れてしまっていてトンネルなのか外なのか全く分からなかった記憶があるが、今回も既に日が暮れてしまい以前乗ったときと同じような感じだった。って言うか、盛岡から函館までは当時とは列車番号こそ違えど、その初めて乗ったときと全く同じダイヤだったりするのだが。そんな訳で、18時55分、終点八戸に到着した。

 前に来たときと同じくドンくさい構造の八戸駅で人の動きに辟易しながら19時02分発の特急「スーパー白鳥25号」に乗車した。車両は789系8両、停車駅は三沢・野辺地・青森・蟹田・木古内・五稜郭・終点、函館。やはり乗車に時間がかかったのか、約2分遅れの19時04分頃に発車した。「JR北海道の車両と、JR東日本の乗務員で運転いたします。」という自動放送に「そこまで言わんでも…」と思ってしまった。
 途中、三沢・野辺地で何人か下車していき、20時頃に青森に到着した。青森で一気に車内は閑散となり、一人だけ前にいた(ず)嬢の隣の人も降りていったので席を回転させて向かい合わせにした。
 青森から進行方向が変わり津軽線に、さらに新中小国信号場からは海峡線に入り、大小7つのトンネルをくぐった次のトンネルが青函トンネルという訳だが、その陸上トンネルに入るたびにインフォメーションボード(電光掲示板)に「大平トンネル」などとトンネルの名前が表示される。これは私が以前乗ったときにはなかったので驚いたと同時に、「ああ、勘違いする人が多いんやろなぁ。」と少し笑えた。
 青函トンネルを抜けて木古内を発車すると江差線に入る。進行方向右側に見える函館湾で操業しているイカ釣り漁船の漁火も相変わらず美しい。ここを通るのは夕方〜早朝にかけての時間帯が多いので漁火は見慣れているのだが、こういう風景は何度見ても飽きない。
 そんな訳で21時54分、終点函館に到着した。

 駅から歩いて2分のところにある、魔法(謎)が使えるホテル(今回は使っていないが)にチェックインして、この日の反省会と翌日の合宿スケジュールの確認と他愛無いトークをしているうちに、この日は流れ解散になった。


ルート
(前日から)青森(快速リゾートしらかみ2号秋田行き)東能代(奥羽本線普通青森行き)鷹ノ巣(急行もりよし3号角館行き)角館
角館(こまち86号東京行き)盛岡(はやて25号八戸行き)八戸(特急スーパー白鳥25号函館行き)函館
翌日へ

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